hsddHSDD(hypoactive sexual desire disorder, 女性における性的欲求低下障害)とは
HSDDとは、成人女性において「性的な欲求や空想が欠如または低下する」状態を指します。
HSDDには本人がこれを自覚し異性とのパートナーシップに重大な障害を生じるケースや、症状自体には自覚性が無く日常生活には大きな影響は無いものの、性的欲求を満たすことによる満足感が得られないままに日々を送っている方なども含まれます。HSDDは女性の数十パーセントに及ぶとされ、症状の大小に応じて種々の対人関係トラブルを生じることがあります。
aphrodisiac媚薬/催淫剤(aphrodisiac)とは
媚薬/催淫剤とは「主に性欲を高めさせたり、恋愛感情を起こさせるような薬」が一般的な定義とされています(参考:Wikipedia)。古くは薬草や獣の肉を媚薬として摂取し滋養強壮・性欲を高める工夫を行っていましたが、現代では漢方、ホルモン薬、LOVE PILL(ラブピル)などが媚薬/催淫剤として使用されています。ただし、これらには前述した自身への恋愛感情を抱かせるような効果は無く、「低下した性的欲求を改善する治療薬」をここで言う媚薬/催淫剤の新たな定義とさせて頂こうと思います。
love pillLOVE PILL(ラブピル)とは
HSDDは適切な治療により症状の改善が可能です。LOVE PILL(ラブピル)は、閉経前の女性におけるHSDD治療薬として、世界で初めてFDA(アメリカ食品医薬品局)の承認を取得した成分の薬剤です。1日1回就寝前に1錠内服することで、性的な欲求を改善し、気分の向上、快活な生活リズムへと導きます。
-
適応(こんな方におすすめ)
- パートナーに対して性的な魅力を感じなくなった
- パートナーの誘いに対して、前向きになれない
- セックスを通じて、パートナーにしっかり愛情表現をしたい
-
注意点/副作用
安全性が高い薬剤ですが、稀に下記のような症状が出現することがあります。
低血圧・失神:アルコールとの併用でリスクが高まるため、飲酒時の内服は禁忌
その他:抑うつ めまい 吐き気 不眠・眠気 倦怠感 口の渇き 発疹 便秘など
LOVE PILL(ラブピル)に関しての
よくあるご質問
- 量は増やせますか?
-
LOVE PILL(ラブピル)の用法は1日1回1錠です。1日に2錠以上は内服できません。
- 昼間に飲んでも大丈夫ですか?
-
LOVE PILL(ラブピル)の内服のタイミングは就寝前です。ふらつきや活動性低下などの可能性があるため昼間の内服は控えて頂くようお願いします。
- 使用中の避妊は必要ありますか?妊娠・授乳中は使用できますか?
-
LOVE PILL(ラブピル)内服中の避妊を行う必要は特にありませんが、妊娠中・授乳中の方へは使用できませんので、妊娠が発覚した時点で内服を中止して下さい。
- LOVE PILL(ラブピル)は媚薬ですか?
-
媚薬の定義は、前述したように「性欲を高めさせたり、恋愛感情を起こさせるような薬」とされますので、部分的には媚薬という言葉に当てはまるかもしれません。LOVE PILL(ラブピル)で期待できるのはあくまで「性欲を高める効果」のみであり、「誰か恋愛感情を抱かせる」という効果はありませんので、ご注意ください。
- LOVE PILL(ラブピル)は「女性用バイアグラ」ですか?
-
近年インターネットやSNSにおいて「女性用バイアグラ」という宣伝文句で多くのサプリメントが販売されているのを見かけます。これはバイアグラという男性の勃起不全症(Erectile Dysfunction; ED)の治療薬があまりにも有名であるため、多くの方が女性においてバイアグラのような効果のある薬が無いのかという興味や願望を持っているということを反映しているものと思われます。
医学的には「女性用バイアグラ」という用語は存在しませんが、厳密な意味でLOVE PILL(ラブピル)が「女性用バイアグラ」と呼べるかどうかを考察します。バイアグラは「性欲低下というメンタル面を改善する薬」ではなく「男性の勃起不全という身体的な症状を改善する薬」であるため、厳密な意味で「女性用バイアグラ」というためには、「女性の性交渉における身体的症状(膣弛緩症や乾燥症)を改善する」ということになるかと思います。
しかし前述の通りLOVE PILL(ラブピル)の効果はあくまで「低下した性欲を改善する薬」であり、身体的な症状を改善する効果ではないため、LOVE PILL(ラブピル)は厳密な意味での「女性用バイアグラ」ということにはならないかと思います。
一方、ウルトラヴェラ/V-HIFU(/guide/v-hifu.html)は女性における膣圧を高める施術であり、内服薬ではないもののこちらの方が「女性用バイアグラ」という意味には合致するのではと思います。